こだわりポイント
すべては「いい家」をつくるために。
細川木材の家づくりは、
「家好きな人がつくる家」。
利益や効率よりも、
「こんな家があるんだ」と感じてもらうために、
細部までこだわっています。
木に似せた木ではなく、無垢の木
一本の原木から切り出した「無垢の木」は、木本来の質感、風合い、香りがあり、化学物質を含みません。細胞一つ一つに空気を含み、断熱、調湿作用があります。一方で集成材や合板などの「木に似せた木」は、木材をスライス・削片したものを接着材などで貼り合わせています。パッと見は自然素材に見える、工業製品とも言えるでしょう。化学物質が使われる木製品と、切りだされたあとも生きている無垢の木。どちらを家づくりに使いたいかは一目瞭然です。
天然の羊毛で、断熱材も呼吸する
断熱材を入れる際も石油化学製品は使わず、羊毛を使用します。ウール断熱材の特徴は一切接着剤を使わず、シックハウスの原因となる「ホルムアルデヒド」を含んでいません。ウールは繊維が縮れているので、内部に空気を蓄えることができ、外部の空気の進入を防いで高い断熱効果が得られます。さらに水中や空気中では腐らないため、カビも生えにくく、強い耐久性もあります。防音性にも優れ、燃えにくいといったメリット満載の自然素材です。
一般的な家づくりとコストは同じ
従来の家づくりに比べて何倍もの天然無垢材を使うことから、費用がかさむイメージがあるかもしれませんが、もともと当社は木材会社のため、木材調達でも独自のルートがあります。さらに石膏ボードやクロス、フローリングなど、自然由来ではない材料は使用しないため、関わる業者も少なく仲介料を抑えることができます。広告や営業にコストをかけず、自分たちがいいと思ったものを自分たちでやるスタンスのため、一般的な住宅と変わらないコストで、自然素材の家づくりができます。
じっくり、時間をかけた家づくり
一生を過ごす家だからこそ、短納期でパッと出来てしまう「工業製品のような家づくり」を私たちはしたくありません。正直に言えば、納期やスピード重視の方は当社に向いていないかもしれません。漆喰ひとつとっても、季節によって乾く時間も変わりますし、本物の自然素材を使った家づくりだからこそ、従来の建築にはない難しさがあります。その手間隙かけた仕事ひとつひとつが、これから家族となる「家」をつくる建築人としての責任だと、私たちは考えています。
古い家ではなく、「味」のある家に
新築のときがピークで、時間と共に劣化していく家が、幸せな住まいと言えるでしょうか。天然無垢材の家と一般的な家の大きな違いは、劣化ではなく、経年変化を楽しめるかどうかにあります。自然素材の家は時間の流れと共に趣が出てきます。生きている無垢材だからこそ、ゆがみや表面上の割れが発生することもありますが、それも個性のひとつ。生活に支障が出るほどではありませんが、ドアなどの建て付けで気になることがあれば、しっかり責任を持ってアフターメンテナンスいたします。